うなぎは長いあいだ、年に一度、実家に贈るものでした。
最近になって、自分で食べるほうにも興味が出てきています。外食の機会が減って、家でちゃんとしたものを食べたくなる日が増えたせいだと思います。冷凍庫にうなぎが入っているかどうかで、その日の気分がけっこう変わる。
そんなわけで、贈り物としてだけでなく、自宅用としてもうなぎ通販を見るようになりました。
今回取り上げるのは、国産うなぎの勝美 浜名湖鰻三商店です。楽天市場での評価は★4.80、レビューは約3,955件(2026年7月時点)。数字だけ見れば申し分ありません。
ただ、このお店について書こうと思った理由は、レビューの数ではありません。
今年の母の日に、実際にここのうなぎを実家へ贈ったからです。
うなぎ大好き猫実際に贈って、とても喜んでもらえたからこそ自信を持っておすすめできます!
実際に贈ってみた話
うなぎを実家に贈るのは、これが初めてではありません。
数年間は山田水産のうなぎ。5尾セットが終売になってからは内田水産に切り替えて、今年から勝美にしました。
贈り物のうなぎで困るのは、贈ったあとが見えないことです。「届いたよ、ありがとう」で終わってしまう。美味しかったのか、温めるのが面倒じゃなかったのか、量は多すぎなかったのか。分からないまま翌年もなんとなく同じものを選ぶ。ずっとそんな感じでした。
それが今年は、母からかなりの長文で感想が届きました。写真付きで。
一部だけ引用します。



一口食べたら口の中で、フワーととろける、今まで食べた中で一番だよ!



いつも買うのは、頭が有って、なんと無く食べにくかったけど、頭無くて、骨も無くて、良かった!
頭がない、という指摘は私にはまったくない発想でした。70代の両親に贈るなら、こういう点のほうが味より効いてくるのかもしれません。
このときのやり取りは分量が多いので、別の記事にまとめました。実際の写真や、母がどう解凍してどう盛り付けたかまで書いています。
この記事のほうは、口コミ全体を調べたうえで、勝美というお店がどういうお店なのかを書いていきます。



しっかりした感想をもらえると、嬉しいよね!
実際に両親に贈ったうなぎはこちらです↓


勝美 浜名湖鰻三商店の良い口コミ・評判
楽天のレビューをひととおり読みました。買い物をするとき、評価の高いものと低いものを分けて並べてしまう癖があるので、今回もそうしています。
繰り返し出てくる話は、だいたい4つに集約できました。
身がふっくらして柔らかい
いちばん多いのが食感の話です。ふっくらしている、身が厚い、箸でほぐれる。表現は違っても、言っていることはほぼ同じでした。
勝美は井戸水の立て場でうなぎを活かしてから調理しています。この工程が食感に効いているようです。



毎年購入しています。身がふっくらとしていて、家族全員大好きです。贈り物としても喜ばれます。
(楽天レビューより引用)
うちの母も「身も厚い、骨の無い柔らかく、口の中で踊る」と書いてきたので、ここは口コミと実感が一致している部分だと思います。
臭みがない
うなぎが苦手な人の理由は、たいてい泥臭さです。
このお店については、その臭みがないという声が目立ちました。後味がすっきりしている、うなぎ本来の旨みが分かる、といった書き方をされています。



他の通販で買ったうなぎと違い、臭みがなくて上品な味です。白焼きでも美味しく食べられます。
(楽天レビューより引用)
ちなみに母も、スーパーのうなぎと比べて「クセの有る嫌な感じ」がないと書いていました。臭みの有無は、おそらくこのお店を選ぶ理由としてかなり大きい部分です。



川魚の臭みって、嫌がる人も結構いるよね。
白焼きの評価が高い
これは意外でした。
蒲焼の店で白焼きまで評価されているところは、そう多くありません。白焼きはタレでごまかせないので、うなぎそのものの質がそのまま出ます。
つまり白焼きが売れているお店は、素材に自信があるということでもあります。わさびや塩で食べたい人が、わざわざこのお店を選んでいる印象を受けました。
贈り物としてリピートされている
父の日、敬老の日、お中元。贈答用として買っている人が多く、しかも同じ人が何年も続けて買っています。
のし、化粧箱、メッセージカードといったギフト対応がひととおり揃っているのも理由でしょう。



毎年お中元に贈っています。いつも「美味しい」と喜ばれます。ギフト対応が丁寧なのも助かります。
(楽天レビューより引用)
贈り物は失敗すると気まずいので、一度うまくいった店を使い続けたくなる気持ちはよく分かります。私も山田水産のうなぎを数年選び続けていました。必要な尾数のセットが終売してしまったので一旦やめていましたが、次を探すときには少し苦労しました。



次にどこのを贈ろうかな?と考えている人にも、うなぎの勝美はとてもオススメです!
勝美 浜名湖鰻三商店の悪い口コミ・評判
数は多くありませんが、気になる声もあったので正直に書いておきます。
価格は安くない
これはそのとおりです。
スーパーで買ううなぎと比べれば、はっきり高い。気軽にカゴに入れられる金額ではありません。



美味しいのは確かですが、価格が高いので頻繁には購入できません。
(楽天レビューより引用)
ただ、うなぎ専門店で食べたら1人前で3,000円台は普通にかかります。1尾3,000円前後という価格をどう見るかは、お店で食べる金額と比べるか、スーパーの980円と比べるかで変わってきます。
それに、結構な値段がする良いものだからこそお中元やお歳暮、父の日や母の日、敬老の日のギフトにふさわしい、という側面もありますね。
サイズにばらつきがある
前回より小さかった、という声がいくつかありました。
養殖とはいえ生き物なので、個体差はどうしても出ます。とはいえ贈り物にするときは少し気になる点ではあります。
繁忙期は届くまでに時間がかかる
父の日、敬老の日、土用の丑の日の前は注文が集中します。
希望日に間に合わなかった、もっと早く頼めばよかった、というレビューはこの時期に集中していました。
私が母の日に贈ったときも、届いたのは4月末です。イベントの2週間前には注文しておいたほうがいいと思います。
勝美 浜名湖鰻三商店がおすすめな人
ここまで調べてきて、このお店が向いていそうなのはこういう人です。
浜名湖のうなぎを食べてみたい人。 産地にこだわりがある人には分かりやすい選択肢です。
白焼きも試したい人。 蒲焼だけで満足できなくなってきた人には、このお店の白焼きは有力候補になります。塩とわさびで食べるとまったく別の食べ物になります。
目上の人に贈る予定がある人。 化粧箱やのしの対応がしっかりしていて、包装で恥をかくことはまずありません。届いた箱を見た瞬間に父が喜んだ、と母が書いてきたくらいなので、外箱の印象も悪くないはずです。
長く続いている店から買いたい人。 母体の「うなぎ処勝美」は1975年創業です。実店舗があって50年続いている、というのは通販だけの店にはない安心材料だと思います。
手間をかけずに食べたい人。 疲れている日に、フライパンやトースターを出して洗い物を増やすのは正直しんどい。母も「常温に戻し、レンジでチン」で済ませていました。贈る相手が年配なら、なおさら効いてくる部分だと思います。
勝美 浜名湖鰻三商店をおすすめできない人
逆に、別の店を探したほうがいい人もいます。
とにかく安く済ませたい人には向きません。このお店は国産のみで、中国産の格安うなぎは扱っていないので、価格で選ぶなら候補から外れます。
サイズの大きさを最優先する人にも、たぶん物足りません。超特大を売りにしている店は他にあります。勝美は大きさより質で選ぶ店です。
あとは、明日食べたい人。冷凍配送なので届くまで時間がかかりますし、繁忙期はさらに延びます。急ぐならスーパーのほうが確実です。
勝美 浜名湖鰻三商店に関するよくある質問
うなぎは国産ですか?
国産です。浜名湖周辺で養殖された浜名湖ブランドのうなぎが中心になっています。中国産は扱っていません。
冷凍で届きますか?
冷凍で届きます。賞味期限は製造日から80〜90日程度なので、まとめて買っても慌てて食べる必要はありません。ただし冷凍庫の空きは事前に確認しておいたほうがいいです。5尾セットはそれなりに場所を取ります。



届いたとき解凍状態になってしまっているお店もあるけど、ここのうなぎはきちんと冷凍状態で届いたそうです!
ギフト対応はありますか?
のし、化粧箱、メッセージカード、フリーメッセージまで対応しています。贈り物で使う人が多いお店なので、このあたりは慣れている印象でした。
どうやって温めるのが一番おいしいですか?
湯せんが一番ふっくら仕上がります。専門店に近い食感になるのは湯せんです。
ただ、電子レンジでも十分おいしく食べられます。うちの母は冷蔵庫で解凍してから常温に戻し、レンジで温めていましたが「ふっくらやわらかい」と書いてきました。手間と仕上がりのバランスで選んでいいと思います。
白焼きと蒲焼はどう違いますか?
蒲焼はタレをつけて焼いたもので、ご飯に乗せて食べるあの味です。白焼きはタレをつけずに焼いたもので、塩やわさびで食べます。うなぎ自体の味がそのまま出るので、好みが分かれるところでもあります。
初めてなら蒲焼、うなぎを食べ慣れているなら白焼き、という選び方でだいたい外しません。
勝美
勝美の商品ラインナップと選び方
勝美は、とにかく商品数が多いお店です。
蒲焼、白焼、その両方のセット、訳ありきざみうなぎ、焼きおにぎり、うなぎボーン。さらに「でしこ」という別ブランドのラインまであります。
最初に商品一覧を開いたとき、正直どれを選べばいいのか分かりませんでした。価格帯も1,500円から2万円近くまで幅があります。
いろいろ見比べた結果、最初に決めることは一つだけでいいという結論になりました。
贈り物なのか、自分で食べるのか。
ここさえ決まれば、あとはほとんど迷いません。予算も、量も、包装の要不要も、全部そこから決まるからです。



色々ありすぎて、迷っちゃう時ってあるよね!
贈答用ならこの3つ
国産うなぎ蒲焼ギフト(4,280円〜)
迷ったらこれです。このお店で一番売れているのがこのラインで、私が実家に贈ったのもここの5尾セットでした。
1尾170〜180g。タレと山椒が別添えで付いてきます。1尾から5尾まで選べるので、贈る相手の家族構成に合わせられるのが使いやすいところです。
母から届いた感想のうち、この商品に直接関わる部分を挙げておきます。



開けた瞬間、凄く綺麗で身も厚く、沢山有るので、嬉しかった!
量は、お父さんと、半分こ、1匹食べると勿体ない!からね!
170〜180gを大人2人で分けてちょうどいい、という情報は、私がこの商品を贈って初めて分かったことです。商品ページのスペックだけ見ていても出てこない数字でした。


でしこ 蒲焼ギフトセット(4,980円〜)
もう少し珍しいものを贈りたいときは、こちらです。
「でしこ」は浜名湖産の希少なブランドうなぎです。通常の国産蒲焼ギフトとの差額は700円ほどしかないので、価格帯としてはほぼ同じ。違うのは中身の希少性と、贈るときに添えられる説明です。
1尾160〜170gで、蒲焼にタレと山椒が付きます。
うなぎを贈ると決めている相手が毎年同じで、去年と違うものを渡したい年に向いています。「でしこっていう、あまり出回っていないうなぎなんだって」と一言添えられるだけで、贈り物としての印象はけっこう変わります。
でしこがどういううなぎなのかは長くなるので、別記事にまとめています。
でしこ 蒲焼・白焼セット(9,500円〜)
いちばん高いラインです。でしこの蒲焼1尾と白焼1尾が入って、タレ、山椒、塩が付きます。
食べ比べができるので、うなぎが好きな人に贈るならこれが一番喜ばれると思います。逆に、うなぎをたまにしか食べない人に贈ると白焼きが持て余される可能性があるので、相手は選びます。
還暦や退職祝いのような、金額をきちんとかけたい場面向けです。
自宅用ならこの2つ
訳ありきざみうなぎ(5,480円〜)
自宅用で買うなら、まずこれだと思います。
90gの小分けパックが3袋、5袋、10袋から選べます。訳あり扱いになっているのは形が揃っていないからで、味が落ちるわけではありません。刻んである時点で形は関係ないので、そもそも訳ありである意味があまりない商品です。
小分けなのが、思っていたより便利だと思います。1尾丸ごとだと「今日食べるぞ」という気合いが要りますが、90gならご飯に乗せるだけで済みます。ひつまぶしや、うなぎの混ぜご飯にも使いやすい。



ちょっと食べようかな?というときにぴったりだね!
冷凍庫の場所を取らないのも、地味に効きます。
うなぎ焼きおにぎり(1,500円台〜)
このお店を試してみたいけれど数千円は出しづらい、という人向けの入口です。
個包装で電子レンジ対応。5個入りから買えます。
うなぎを食べたという満足感とは少し違うものですが、昼ごはんを作る気力がない日の逃げ道としてはかなり優秀です。正直なところ、このお店で一番リピートされているのはこれかもしれません。
尾数で迷ったときの目安
贈り物で一番悩むのが尾数だと思います。ここだけ補足しておきます。
大人2人なら、1尾170g以上を2人で分けてちょうどいい。これは母からの報告と、私が別の店の150gを夫と2人で食べたときの感想が、たまたま同じ結論になった数字です。
150gだと2人には少し足りませんでした。
尾数そのものについては、可能なら本人に聞くのが一番確実です。うちは聞いたら5尾と返ってきました。聞かなければ2尾か3尾にしていたと思います。
冷凍庫の空き具合も、食べるペースも、贈る側からは分かりません。実家の場合は特に、聞いても失礼になりません。
参考までに、5尾を大人2人で消費したペースは3ヶ月弱でした。賞味期限が80〜90日なので、ぎりぎり間に合う計算です。



冷凍庫がいっぱいだと、せっかくのうなぎが困りものになっちゃうもんね。
商品の比較表
| 商品 | 価格 | 内容量 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 国産うなぎ蒲焼ギフト | 4,280円〜 | 170〜180g・1〜5尾 | 迷ったらこれ。定番の贈り物 |
| でしこ 蒲焼ギフトセット | 4,980円〜 | 160〜170g・1尾〜 | 珍しいものを贈りたいとき |
| でしこ 蒲焼・白焼セット | 9,500円〜 | 蒲焼1尾+白焼1尾 | 還暦・退職祝いなど |
| 訳ありきざみうなぎ | 5,480円〜 | 90g×3・5・10袋 | 自宅用・ひつまぶし |
| うなぎ焼きおにぎり | 1,500円台〜 | 5個〜 | お試し・軽い食事 |
※価格は2026年7月時点のものです。最新の価格は各商品ページでご確認ください。
このほかに、白焼き単品のギフト(4,180円〜)と、白焼・蒲焼の食べ比べセット(7,505円〜)もあります。白焼きだけを贈りたい相手がはっきりしている場合は、こちらも見てみてください。
浜名湖鰻三商店の基本情報とこだわり
浜名湖鰻三商店の基本情報とこだわり
浜名湖鰻三商店の基本情報とこだわりについてまとめます!
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式店名 | 国産うなぎの勝美 浜名湖鰻三商店 |
| 運営会社 | 株式会社浜名湖鰻三商店(楽天市場) |
| 製造・実店舗 | 有限会社勝美 |
| 所在地 | 静岡県浜松市浜名区三ヶ日町都筑1313-660 |
| 創業 | 1975年(昭和50年) |
| 取扱商品 | 蒲焼、白焼、きざみうなぎ、訳あり商品、焼きおにぎり、うなぎボーン |
| 主な産地 | 浜名湖産を中心とした国産うなぎ |
| 配送方法 | 冷凍配送(ヤマト運輸) |
| ギフト対応 | のし、ギフト包装、化粧箱、メッセージカード |
| 楽天評価 | ★4.80(レビュー約3,955件・2026年7月時点) |
商品ページやショップの説明を読んでいて、このお店が力を入れているのは主に次の点でした。
まず、うなぎを井戸水の立て場で活かしてから調理していること。臭みが出にくいのはこの工程によるところが大きいようです。白焼きの評価が高い理由も、たぶんここに繋がっています。
タレは継ぎ足しの秘伝タレを使っています。母が「この鰻に合う優しいあじ」と書いてきたのが個人的には印象的でした。濃すぎると素材が隠れるし、薄いと物足りない。そのちょうど中間ということだと思います。
産地は浜名湖産が中心です。浜名湖はうなぎの産地としては全国的に知られた場所で、ブランドとしての説明が要らないのは贈り物のときに地味に効きます。
そして商品の幅が広いこと。贈答用の化粧箱入りから、きざみうなぎ、焼きおにぎり、うなぎボーンまで揃っています。この幅の広さが、次に書く「どれを選べばいいのか分からない」問題にも繋がっているのですが。
勝美 浜名湖鰻三商店についてのまとめ
口コミを読んで、実際に贈ってみて、このお店についていま思っていることを書きます。
味については、心配しなくていいと思います。ふっくらしている、臭みがない、という評価はレビューでも実家からの報告でも一致していました。白焼きの評価が高いのも、素材の質を裏づける材料になっています。
価格は安くありません。ここは正直に書いておきます。スーパーのうなぎと比べれば数倍します。ただ、専門店で食べる金額と比べれば妥当な範囲で、贈り物として渡したときの見栄えも金額に見合っていました。
一番の発見は、味以外のところにありました。
レンジだけで温められること。頭がついていないこと。1尾170gが大人2人分だということ。どれも商品ページには書いていない情報で、贈ってみるまで分かりませんでした。
うなぎを贈るとき、私たちはつい味の話ばかり調べてしまいます。でも受け取る側にとっては、食べやすさや手間のほうが先に来るのかもしれません。特に相手が年配の場合は。
来年も、たぶんまた贈ります。









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